AIアシスタントに引用されるページの書き方
AIアシスタントが抜き出すのはページ全体ではなく一節です。結論から書き、単独で成り立つ段落にし、事実をはっきり述べ、FAQで締めくくる。例を交えて実践的な構成を紹介します。
AIアシスタントはWeb検索を使って回答するとき、複数のページを読み、自信をもって抜き出せる一節を組み合わせて回答を作ります。ページが引用されるのは、その中の1つの段落が質問の一部にすっきりと答えているときです。ページのテーマと同じくらい、各段落の書き方が重要です。
最初の2文で答える
直接的な答えを冒頭に置きましょう。「Acme Voiceの料金は?」という質問を狙うページなら(Acme Voiceはこの例のための架空の製品です)、背景の説明よりも先に、冒頭で価格と、価格が変わる条件を示します。
弱い書き出し:
ナレーションは大きく進化してきました。このガイドでは、支払う金額に影響するさまざまな要因を見ていきます。
強い書き出し:
Acme Voiceは月10分までの音声なら無料で使えますが、透かしが入ります。$19のProプランでは透かしがなくなり、商用利用が可能になるほか、ボイスクローン機能も使えます。
後者はそれだけで引用できます。前者には、AIアシスタントが使えるものが何もありません。
すべての段落を単独で成り立たせる
AIアシスタントは、ページから1つの段落だけを取り出すことがよくあります。各段落は、それだけで意味が通じるように書きましょう。要点から始め、「それ」や「このツール」ではなく対象の名前を書き、「前述のとおり」や「以下を参照」といった表現は避けます。
段落は短く、目安として英語で80語未満に収め、それぞれに少なくとも1つ具体的な情報を入れます。数字、上限、比較、名前の挙がった具体例などです。あいまいな段落(「当社のプラットフォームは、あらゆるニーズに応える強力な機能を備えています」)は、何にも答えていないため読み飛ばされます。
繰り返してほしい形で事実を書く
無料プランで月3回まで書き出しができ、透かしが入らないのであれば、購買担当者がその情報を探すページに、まさにそのとおりに1文で書きましょう。AIアシスタントは読んだ内容を繰り返します。その事実がJavaScriptでレンダリングされる料金表に埋もれていたり、3つのページで異なる表現になっていたりすると、AIは推測します。そしてその推測は、第三者の記事にある古い数字であることが少なくありません。
価格や上限についての信頼できる情報源は1つに絞り、変更があったときは、その情報を載せているすべてのページを更新しましょう。
実際に検索される言葉で見出しを付ける
H2やH3は、購買担当者が尋ねる質問の形にします。「無料プランはありますか?」「Descriptと比べてどうですか?」といった見出しです。「概要」や「選ばれる理由」のような見出しでは、そのセクションが何に答えているのか、AIアシスタントには伝わりません。
公正に比較する
「X vs Y」や「Zにおすすめのツール」は、AIアシスタントが最もよく答えるプロンプトの一つであり、AIは公正に比較しているページを頼りにします。競合のほうが優れている点を認めている比較は、すべての項目で自社が勝っている比較よりも信頼できると受け取られます。これは購買担当者にとってもモデルにとっても同じです。価格、上限、日付を記載し、情報源へのリンクを付けましょう。
FAQで締めくくり、マークアップする
最後に、購買担当者が尋ねる質問を4〜6個挙げ、それぞれに短く単独で成り立つ段落で答えます。そのうえで、検索エンジンが質問と回答の組を解析できるよう、FAQPageの構造化データを追加します。
<script type="application/ld+json">
{
"@context": "https://schema.org",
"@type": "FAQPage",
"mainEntity": [
{
"@type": "Question",
"name": "Is there a free plan?",
"acceptedAnswer": {
"@type": "Answer",
"text": "Yes. The free plan includes three exports a month with no watermark."
}
}
]
}
</script>GoogleはFAQのリッチリザルトを表示する条件を限定していますが、それでもマークアップは、機械が確実に読み取れる形でコンテンツを説明してくれます。
クローラーが読めることを確認する
ページのコンテンツがブラウザでレンダリングされているなら、ここまでの工夫はどれも役に立ちません。AIクローラーの多くはJavaScriptを実行しないため、テキストがサーバーの返すHTMLに含まれていることを確認しましょう。確認方法は、AIクローラーとJavaScriptについての記事で解説しています。
FAQ
ページはどのくらいの長さにすべきですか?
質問と、購買担当者が続けて尋ねる質問に答えられるだけの長さです。ガイドや比較記事なら、英語で900〜1,600語程度が一般的です。長さそのものが引用につながるわけではありません。引用につながるのは、具体的で引用しやすい段落です。
AI向けに書くべきですか?それとも人向けですか?
人に向けて、AIアシスタントが使いやすい構成で書きましょう。結論が先にあり、具体的で誠実なページは、人間の読者のコンバージョンも高めます。
こうしたページをAIに書いてもらえますか?
確認済みの事実にもとづいて作業させ、結果を自分でレビューするのであれば、下書きを任せることはできます。PromptvaneのContent Agentは、負けているプロンプトと確認済みの事実をもとに、この構成でページを下書きします。